おばあちゃんの時代から受け継がれてきた、くらしの中の緑茶活用術です。
茶がらの消臭剤
何もかも使い捨ての時代ですが、もう一度見直すと役に立つものも少なくありません。茶殻もそんな物の一つ。飲み終わった後の茶殻をよく乾燥させてガーゼに包み、冷蔵庫や洋服ダンスの隅に入れておけば消臭効果で嫌な臭いもスッキリ取れます。
植木の肥料
茶殻を絞って、室内の観葉植物や庭木などの植物の根元に施し、うすく土をかけておきます。植物の葉の色が生き生きとして、元気になります。
お茶のうがいでかぜ予防
外出先から帰ってきたら、すぐに緑茶でうがいをしてください。お茶にふくまれるタンニンなどの殺菌作用でインフルエンザなどの風邪を防ぎます。
浴用剤
少し古くなったお茶があるときなど、ガーゼに包んで浴槽に沈めると、豊かなお茶の香りで心身もリラックスし、体が温まり、疲れが取れます。また、肌のつやが良くなると評判。ただし、白いタオルは茶の色に染まるので注意が必要です。
おむつかぶれ・あせも
茶殻にもう一度熱湯を注いで出した茶汁を別の容器に移し、赤ちゃんの体温以下まで冷まします。そのお茶にガーゼを浸し、軽く絞って肌やおしりを拭くと、おむつかぶれやあせもに効果があります。また、寝たきりのお年寄りの下の始末に応用すれば臭いも残らず、さっぱり始末することができます。
茶殻雑巾
乾燥させた茶殻を袋に入れて、床や柱、畳などを拭くとつやが出ます。また、茶殻雑巾で畳などを拭くと殺菌にもなります。
切り傷
台所でよくあるちょっとした切り傷には、口で噛んでやわらかくした茶の葉を貼って止血します。これは、血を止めるよりむしろ、お茶の葉に含まれるタンニンを利用した消毒法だと考えられます。
妊娠中のつわり
重いつわりは本当に苦しいものです。妊娠中に時々緑茶をポリポリ噛んで食べると気分が安定し、元気が出るという人も少なくありません。上級煎茶のようにビタミンCが豊富なものには、つわりを軽くする効果があります。
茶殻枕
茶殻を良く日に干して乾燥させ、こまめに集めて枕を作りましょう。熟睡できるとか、のぼせが取れるとか、血のめぐりが良くなるといわれています。
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