ふかむし茶
自然の恵み、美味しい緑茶


お茶の起源

茶の原産地は、「中国南部の雲南省からインドのアティーロードッサム地方にかかる山地であろう」という推測的な説が一般的ですが、考古学的な証拠がないため明らかではありません。
茶がアッサムなどに自生するアッサム種と、中国に自生する中国種と、形態的にも生理生態的に大きいちがいがみられるところから二元論を唱える研究者と、大差はないという見方から一元論を唱える研究者とがあり、必ずしも決着をみていません。
760年に唐の学者であり禅師である陸羽の著した世界最古の茶の科学書「茶経」に「茶は南方の嘉木にして…」とあることから、「中国南部の雲南省からインドのアッサム地方にかかる山地であろう」という説が説かれています。



日本への伝来

日本茶の伝来に仏教が深く関わっていたことは、多くの史実が物語っています。古来より日本の知識人は大陸文化を求めて、「遣隋使、遣唐使」として大陸に渡り交流を行ってきました。そして大陸に渡った知識人は、仏教とともに多くの知識を持ち帰り人々に伝えました。中でも茶は禅の修行に用いられたため、その製法、喫茶法はことに仏教と近い関係で日本に広められました。最澄や空海そして栄西禅師などの高僧たちが伝来に関わった人々としてあげられますが、中でも栄西禅師は、1211年にわが国最古の茶科学書「喫茶養生記」を著しました。「喫茶養生記」では、「茶は養生の仙薬なり。延命の妙術なり」と茶の効用が説かれ、お茶を飲んでいると心臓や肝臓などの五臓によく、病気にもかからないと書き残されています。



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