お茶の福本園の製茶施設は、特蒸し茶を製造するための特殊な機械がいくつも並べられた120K1.5ラインという製茶システムです。生葉を新鮮なうちに製造するために、大型機械を導入しておりますが、美味を追及したきめ細かさも、いたる所に取り入れております。
福本園のふかむし茶は、普通のお茶よりも豊富な蒸気を用いて、長い時間よく蒸したもので、素材(茶葉)のもつ濃厚な味わいをすべて引き出した味本位のお茶です。
そのために、製造工程は、特別な機械で茶葉を壊さないようにやさしく蒸し、そして、その茶葉をやわらかく揉みながら乾燥していくという流れになっています。
※右の写真は、送帯式蒸機という機械で、茶の葉を叩かずに約2倍の豊富な蒸気で深蒸しをする機械です。
ふかむし茶の製造のなかで、壊れやすい蒸し葉をいかにやさしく揉みながら乾燥させていくかが最も難しい事なのですが、福本園では、他の工場にはない特殊な機械を何台も並べて、素材の味わいを損なうことなくやさしく揉みながら乾燥し製品に仕上げております。
福本園では、マイコンによるコンピューター制御の機械を導入し、製造しておりますが、これにより高品質でしかも均一化された製品が出来るようになりました。
しかし、まだまだ人間のセンサーが様々な点に於いて優れていますので、両方の良さを利用しながら最高のお茶を目指して日夜努力していきたいと考えております。
右の写真は、マイコン制御盤です。
下の写真は、マイコン精揉機です。
殆どの機械がマイコン制御になっており、生葉の水分含水率、気温、絶対湿度を計測しながら、随時、熱風温度や風量、揉み手の回転数を自動で制御し、茶温を一定に保ちながら、製造していきます。
一次加工で出来上がった製品(荒茶)は、直ちに真空包装し、大型冷蔵庫に保管します。
そして、随時必要な分だけ冷蔵庫から出して二次加工(再製)されます。
二次加工とは、茎茶や粉や大型の茶を選別したり、火入れ処理をしたりする工程です。
こだわりの仕上工程
福本園では、摘採から加工・真空冷蔵保管までの工程をスピーディー且つ丁寧に行う事で、
生葉の持つ香味を損なうことなく、一年中、美味しいお茶を皆さまにお届けできるのです。
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茶園の肥培管理等をご紹介します。 |
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現在の茶園状況等をお見せします。 |